アプローチウェッジとサンドウェッジは重めが正解






 以前ウェッジは、当然のようにアイアンセットの中の一部として組み込まれていました。しかし、最近ではアイアンセットが5番から、もしくは6番からピッチンウェッジという組み合わせが主流になったのと、単品で売られるウェッジが豊富になったためか、アイアンセットとは違うアプローチウェッジやサンドウェッジをキャディーバックに入れているゴルファーが多くなりました。アイアンセットと違うアプローチウェッジやサンドウェッジを単品で購入するときは、ヘッド形状やバンス角といったウェッジ性能にかかわる部分を吟味することも大切ですが、最初に選んで欲しいのはクラブの重さです。


ヘッド重量もクラブの重さに影響しますが、もっとも大きな影響を及ぼすものはシャフトの重量なのです。アイアンセットとして作られたウェッジの場合は、シャフトも他のアイアンと同じ仕様になっていますが、単品モデルはほとんどが90g台の軽量スチールシャフトか120g台のダイナミックゴールド仕様になっています。単品ウェッジを購入するとき、使っているアイアンと同じシャフトがついたものを選んでしまう人が多いと思いますが、フルショットをしないアプローチやサンドウェッジといったクラブは、ダイナミックゴールド使用者以外は、使っているアイアンよりも重いシャフトのついたものをオススメします。
振る道具としてクラブを考えた場合、クラブが重くなってクラブの慣性モーメントが大きくなるほどスイングの再現性が高まり、インパクトが安定しやすくなります。クラブの慣性モーメントというのは、クラブを振ったときに振りやすいかどうかを表す数値で、クラブ慣性モーメントの大きなクラブ=重いクラブと思ってください。
クラブが重くなると、ある程度正しいバックスイングができれば、後はクラブの重さがスイング軌道を安定させるため、インパクトの位置が安定しやすくなるのです。しかし手先でも振れる軽いクラブでは、いくらバックスイングがよくてもダウンスイングする直前に余計なことを考えたりするとその反応が手に伝わりダウンスイングの軌道を変えてしまいやすく、その結果インパクトがバラつくことになりやすいのです。特にカーボンシャフト仕様の軽いウェッジを使っていて、アプローチでトップやダフリが多い人やバンカーに苦戦をする方はウェッジを重いものに替えてみてはどうでしょうか。
ただ、アイアンに比べ極端に重くするとフルショットの時に重すぎるので、アイアンのシャフトよりワンランク重いくらいにしておいたほうがいいでしょう。また、ピッチングウェッジはフルショットする機会が多いのでセットのアイアンと同じシャフトでいいでしょう。