パターの打感の違いを知ろう





 ドライバーやアイアンといったクラブでも、やわらかくてフェースに張り付くような打感がいいとか、弾きのある打感は飛びそうに感じるというように、打感はクラブの評価に影響を与えるものです。特にパターの打感は、他のクラブに比べるとバリエーションが豊富で、距離感を作るうえでとても大切な要素なのです。打感というと、クラブヘッドやフェースインサートの硬さを直接感じているものと思うかもしれませんが、実際はボールをヒットしたときのインパクトの音を通して感じているというのが正しいのです。簡単にいうと、打感をやわらかく感じるのは音が低いということで、音が高くなればなるほど、硬く感じるのです。パターにおいて打感を決める要素はいくつかあり、ヘッドの素材やフェースインサートの種類と構造、そしてヘッドの重心の重さ(重心深度)によって、硬くかんじたり、やわらかく感じたりします。具体的に言うと、フェースインサートに樹脂素材が使われているとインパクト音が低くなり、打感としては、やわらかく感じ、ヘッドがそのまま、ステンレスや軟鉄素材の場合や金属のフェースインサートだと音が高くなって、樹脂インサートに比べてかたく感じます。
そして、ボールをヒットする力加減で距離感を作るタップ式で打つ場合だと、音の低い(打感としてはやわらかく感じる)パターを使うと、打っている感触が伝わりにくくなるので、打ちすぎてしまったり、逆に、ヘッドの振り幅の大きさで距離感を出す人は、高い音の出る打感を硬く感じるパターだと、打ちすぎるような感覚になるため緩んで打ちきれなくなるというように、打感が距離感を狂わせてしまうこともあります。しかし、インパクト音が低いから良いとか高いから悪いというわけではなく、使い慣れてくるとどちらでも距離感は出てくるものです。打感で問題なのは、打ちきれないパッティングが多いという人や、打ちすぎてしまうパッティングが多いというように、距離感のミスに一定の傾向がある人です。
そうした、距離感のミスに決まった傾向がある人は、インパクト音(打感)と自分の感覚が合っていない可能性もあるので、今使っているパターとは逆の打感を感じるモデルを試してみるといいかもしれません。
 大切なのは、打感から感じるイメージとボールの打ち出されるスピード感が合うことで、自分がイメージするボールの勢いと打感がずれていると距離感は出しにくくなります。